地元愛知県で現役高校生作家としての執筆活動を皮切りに、幅広いジャンルでクリエイティブな活動を展開。同世代からの圧倒的な支持を得て(スカウトにより調子に乗って)上京。現在はモデル、MC、歌詞提供、アートディレクションなど、基本的にまわりに乗せられて断りきれずマルチな才能を無駄遣い中。空夜coo:yaの音に関する構築作業以外のすべてを担当。自他共に認める器用貧乏のよろず屋。
・ ・ ・
しゅみしゅみウィスパーヴォイスで、ヴォーカルというより《声》という《楽器》として、海月の楽曲の中に存在しつつ、ともすれば青臭くなりがちな表現内容を、miyoというフィルターを通して言葉にトランスレートした時、生々しくもつるんとした感触の不思議空間を紡ぎ出せたらと思っています。
すでにカテゴライズされたジャンルの音楽を目指すのではなく、空夜coo:yaというジャンルの音楽だと半ば諦めていただいて、より多くの皆様に認知していただくのが当面の夢と野望です。
・ ・ ・
大人になるために、捨てたもの。
大人と呼ばれた時に気付いた、失くしたもの。
いつか感じた痛み、熱、安らぎ、疑問。
答えのないもの。答えを見失ったもの。
繊細で在れば壊れてしまうのに、
鈍感になれば、失ったものの大きさに愕然とする。
そんな、混沌とした矛盾の中に生まれ降る、真摯な言葉たち。
相反しているように見えるものが
背中合わせである真実。
メビウスの輪のように、とめどなく続いて行く自分さがしの旅。
miyoの作品はナマモノで、自分自身を映し出す鏡でもあり、
自分自身の毒を吐き出す、唯一の方法なのかも知れません。
1999年 miyo